ジオン注射（ALTA療法）｜高田馬場駅前メディカルクリニック｜新宿区の消化器、内視鏡、内科・外科・肛門科

ジオン注射（ALTA療法）を投与する前に軽い鎮静剤を点滴で投与し、お休みいただいたのを確認してから肛門周囲への麻酔をかけます。肛門周囲の筋肉が緩みますのでジオン注射（ALTA療法）が投与しやすくなります。治療の流れについてはクリニックにてご説明いたしますが、当院では日帰りで手術を行っております。

ジオン注射（ALTA療法）は図のように4ヶ所に分割して投与します。これは、痔核に薬液を十分に浸透させるための方法で、四段階注射法といいます。

複数の痔核がある場合には、それぞれの場所に投与します。投与後は麻酔の影響がなくなるまでお休みいただきます。

• 静脈麻酔を使用し鎮静いたします。
• 肛門周辺に局所麻酔を行います。
• 肛門鏡を使用し、痔核に対し数回に分けてジオン注射（ALTA療法）を行います。
• 1時間ほどリカバリー室でお休みいただき経過観察いたします。
• 問題なければご帰宅いただきます。
• 翌日外来診察いたします。

ジオン注射の治療経過

投与1-2週間後　

痔核に流れ込む血液の量が減るため、出血が止まり脱出の程度も軽くなります。

投与1ヶ月後　

引き伸ばされていた支持組織が元の位置に固着・固定して、出血・脱出がみられなくなります。