やけど
やけど
熱などの刺激で皮膚・粘膜が損傷している状態が「やけど」です。熱湯、火、電流の他、薬品などの刺激もやけどの原因となります。やけどはとても身近な創傷で、冷却などで対処される方も多いでしょうが、痕を残さないためにも、できる限り早期に受診いただくことをお勧めいたします。
やけどを負ってすぐの応急処置流水、氷嚢や冷やしタオルなどで冷却し、痛みを抑えます。無理に衣服を脱ぐと皮膚が一緒に剥がれますので、衣類の上から冷やしてください。腕1本を超える面積のやけど、気道のやけど、薬品によるやけどを負ったときには、すぐに病院で治療を受けてください。
受診後の治療軟膏、抗生剤の投与、傷の治癒を促進する薬剤などの治療を行い、やけどの進行と感染リスクを抑えます。治療は、上皮が再生しても続きます。痛み、かゆみなどを抑えることも大切になりますので、自己判断での治療中止はおやめください。