食欲不振
食欲不振
食欲不振とは、食べたいという意欲が減った、または、なくなった状態を指します。悲しい出来事があった場合や体の疲れなどで一時的に食欲不振になることは多くの方が経験するもので、この場合においてはそれほど問題にはなりません。しかし、食欲不振が何日も続くような場合には、何らかの病気が原因になっている可能性も考えられます。また、食事が長くとれない状態が続くと体に悪影響を及ぼす可能性も出てくるため、長く続くような場合には、一度病院を受診することをお勧めいたします。
食欲不振は、夏バテやストレス、妊娠、加齢などが原因となって起こることもある身近な症状ですが、食道や胃、腸など食べ物が直接通る場所の病気、肝臓の病気、神経の病気、精神的な病気など、病気が原因で起こる場合も少なくありません。
下記のような日常生活上の原因で食欲不振になることも多くあります。
夏バテや睡眠不足、ストレスがある場合には、胃や腸などの消化器の機能を調整する自律神経のはたらきが低下し、消化器がうまく動かなくなることから食欲不振につながります。
食欲不振の影響で何日も食事がとれない状態が続くと、カロリー摂取量の減少に伴って体重が減っていきます。食事量が極端に少ない状態が続けば、大幅に体重が減少することもあります。
また、症状が食欲不振だけであることもありますが、胃もたれや胸やけ、胃痛、吐き気などの症状を伴うことも多く、このような症状は、特に消化器の病気でよくみられます。
日常生活が原因であれば、下記のようなことを心がけ、日常生活を見直すことが治療の第一です。
また、消化のよいものを少量ずつ食べる、さっぱりとした喉ごしのよいものを食べるなど、食事の工夫も大切です。