胸やけは胃カメラで原因が判明する?すぐに受診するべき胸やけの症状と治療方法

- 2023年7月28日
- 副院長コラム
胸やけの症状に悩んでいても、たかが胸やけ、放っておけばそのうち治ると軽視して病院に行かない人は少なくありません。
胸やけは胃の内容物の逆流や胃がん・胃潰瘍のリスクがありますが、生活習慣の改善や胃カメラの受診で治療可能です。
今回は胸やけの症状と胃食道逆流症の特徴、胸やけの原因を特定する胃カメラと胸やけの改善方法を詳しく解説します。
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胃カメラを受診すべき胸やけの症状

胃カメラが必要?胸やけとは
「胸やけ」とは、暴飲暴食、飲酒、喫煙、加齢、不規則な生活、ストレスなどが原因で起こる胸の奥が焼けるように感じる症状です。
人によって胸やけの感じ方は様々で、多くは下記のように表現されます。
- 胸やけの代表的な感じ方
胸が焼けるように熱い
胸がつかえて重苦しい
胃がパンパンに張る
酸っぱい液がこみ上げてくる
げっぷが多発する
横になると不快感が強い
胸やけが一時的なら生活習慣を少し見直せば改善されますが、繰り返し続いているようなら油断はできません。
胃カメラ必須!要注意な胸やけ症状
胸やけには、資質や糖分の多い食べ物、柑橘類やカフェインの過剰摂取、飲酒喫煙など病状が悪化するきっかけがあります。
多種多様な症状の中でも、下記に該当する人は今すぐ胃カメラを受診すべきです。
- 胸やけの要注意症状
食事と関係なく急性に発症
激しい腹痛
嘔吐、発熱、呼吸苦を伴う
嚥下痛、嚥下困難
体重減少
吐血、下血
大量の飲酒後に発症
外傷や内視鏡検査の後に発症
胸やけの裏側に重大な疾患が潜んでいる懸念があるため、取るに足らない胸やけだと自己判断せず当院へご相談ください。
※嚥下(えんげ)とは:食べ物を飲み込んで胃へと運ぶ一連の動作
胃カメラ前に胸やけの伝え方
胃カメラ検査を実施する前に医師の診察がありますが、下記のポイントは必ず詳細に伝えましょう。
- 胸やけの症状を伝えるポイント
胸やけのタイミング(空腹時、食後、早朝、就寝時、運動時など)
飲酒&喫煙歴/1日の摂取量
使用している薬と使用期間
症状を正確にヒアリングして、胃カメラ(内視鏡)検査が必要かを判断していきます。
【予約】https://tmclinic.reserve.ne.jp/
胃カメラの予約は3分で完了!
胸やけ症状チェックシート
胃カメラが必要?逆流症で胸やけ

胸やけの原因|胃食道逆流症
「胃食道逆流症」とは、胃と食道の境界部がいろいろな原因で緩み、胃酸などの胃の内容物が食堂へ逆流する症状です。
食道に傷をつけたり、胸やけなどの不快感を引き起こしたりします。

症状や食道の粘膜の状態で2種類に分けられ、胃カメラ検査で目に見える炎症があれば「逆流性食道炎」、なければ「非びらん性胃食道逆流症」です。
逆流性食道炎の患者数は増加
胃食道逆流症の中でも、逆流性食道炎を発症する患者数は年々増加傾向にあります。

食生活の欧米化による高脂肪食の増加で肥満になり胃酸過多に、加齢で筋力が低下すると食道括約筋の機能も弱体化。
衛生環境の改善や除菌治療でピロリ菌感染率が低下し、胃酸分泌量が増加したのも要因の一つです。
逆流性食道炎の注意点
胸やけを引き起こす逆流性食道炎は、ストレスや睡眠不足など生活習慣も大きく影響しています。
現代では、急にストレスを減らすのも生活習慣を変えるのも簡単ではありません。
ストレス環境や乱れた生活の継続で逆流性食道炎は治りにくく長期化し、薬で良くなっても再発する可能性が高いです。
胃カメラの受診とともに、ご自身でも規則正しい生活習慣を心がけましょう。
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胃カメラで胸やけの原因を特定

胃カメラで胸やけを徹底調査
目が覚めた時に胃酸が上がってくる、胸がムカムカするなど症状だけ診ると逆流性食道炎が疑われても、胃カメラ検査で別の原因が見つかる患者様も珍しくありません。
胃カメラを受けると「なぜ胸やけが起こっているか」をしっかりと調べられます。
- 胃カメラ検査でわかる情報
食道・胃の状況
胃食道逆流症・逆流性食道炎があるか
その程度はどのくらいか
他の病気はあるか
胸やけの症状によっては、胃の出口に腫瘍(胃がん)や胃潰瘍があり、食道へ胃の内容物が逆流していたと判明するケースも。
重大な疾患のリスクを早急に回避するためにも、胃カメラ検査は有効です。
当院で胸やけの胃カメラ検査を
高田馬場駅前メディカルクリニックは、年間5000件の内視鏡検査の実績があります。
- 当院の内視鏡検査の特徴
1. 事前診察なしで当日予約OK
2. 鼻からor口からの胃カメラ
3. 無痛(苦痛を和らげる鎮静剤、お腹が張らないCO2ガス使用)
4. 大腸カメラを同日施行可能
5. 土日祝日も検査OK
6. 女性医師による胃カメラも対応可能
消化器内視鏡学会専門医・消化管学会専門医/指導医が責任を持って検査対応するため、安心してご相談ください。
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胃カメラと日々の意識で胸やけ改善

特に胃食道逆流症・逆流性食道炎からくる胸やけは長期化や再発しやすいですが、生活習慣を改善できれば症状は和らぎます。
胸やけを胃カメラと行動で改善
肥満は内臓脂肪の増加→腹圧が上昇→胃酸逆流が大きな原因なので、適度な運動や健康的な食事で肥満を解消するのが先決。
長時間の前かがみの作業やベルトでの締め付け、過度な腹筋などお腹に圧がかかり続けないようにしましょう。
食後すぐに横になるのもNG、就寝時は頭側を高く左側を下にして眠るのも効果があります。
胃酸逆流を起こさないために

胸やけを胃カメラと食べ物で改善
胃カメラや行動の改善の前に、そもそも胸やけを起こしやすい食べ物を過剰に摂取しないに越したことはありません。
上記の食べ物すべてが悪ではなく、適度に食べるのは問題ないですが、胃に負担をかけすぎないように制限するのが得策です。
胸やけを起こしやすい食べ物

胸やけは胃カメラと生活習慣で治療◎

胸やけの感じ方は人によって異なりますが、食事に関係なく急性な発症、嘔吐や発熱、体重減少などがあれば重大な疾患も懸念されます。
年々患者数が増えている逆流性食道炎はもちろん、胃がんや胃潰瘍は早期発見・早期治療が欠かせません。
胸やけの原因を胃カメラ検査で正確に特定して改善するためにも、不調を感じたらすぐに当院へご相談くださいね。
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参考文献:胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン2021、ケアネット







