ピロリ菌検査の日はいつ?費用や保険適用条件とピロリ菌の除菌治療法

- 2024年4月20日
- 副院長コラム
ピロリ菌の検査を検討していても、病気のリスクや保険が適用されるかわからず受診を迷っている人は少なくありません。
ピロリ菌は検査の日が制定されているほど検査を推奨されている細菌で、状況によっては保険が適用されるため、早めの受診と除菌治療がおすすめです。
今回は、ピロリ菌の特徴と病気のリスク、検査の日の詳細と検査方法、有効な除菌治療について詳しく解説します。
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検査の日の前にピロリ菌の特徴

そもそもピロリ菌とは?
ピロリ菌とは、「ヘリコバクター・ピロリ」と呼ばれるらせん状の細菌です。
強い胃酸が分泌されている胃の中では、通常菌は胃酸で死んでしまいますが、ピロリ菌は例外。
尿素をアンモニアに分解する酵素「ウレアーゼ」を発生して胃酸を中和し、胃の中でも生き延びて胃粘膜に住みつきます。
ピロリ菌の感染は衛生環境に影響されるため、一昔前と比べると感染者は減少傾向ですが、決して油断はできません。
ピロリ菌の病気リスク
ピロリ菌に感染すると胃に炎症を起こしますが、多くが無症状のため気づかずに放置されているのが現状です。
日本人のピロリ菌感染者は3000~6000万人とされていて、50代以上の中高年が高い割合を占めています。
- ピロリ菌が引き起こす病気
胃潰瘍
十二指腸潰瘍
胃炎
胃がん
胃潰瘍・十二指腸潰瘍で当院を受診した患者様の約90%がピロリ菌が原因でした。
ピロリ菌を除菌すると胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発率は著しく下がります。
ピロリ菌に感染する原因
ピロリ菌は、現在の医学でも感染経路や原因が明確に特定されていません。
主に経口感染が濃厚と考えられていて、日本では食べ物の口移しや食器の共有でほとんどが4~5歳頃の乳幼児期に感染していると言われています。
衛生管理が行き届いていない発展途上国では、今もなお糞便に汚染された水や虫を媒介したピロリ菌の感染も多いです。
ピロリ菌の検査をした経験がなく、胃の調子があまり良くない50代は、ピロリ菌の感染を疑ってみて損はないでしょう。
- ピロリ菌の感染セルフチェック
✔よく胃炎や胃・十二指腸潰瘍になる
✔半年以上胃に不快感
✔薬を飲んでも気休めにしかならない
✔胃のバリウム検査で異常があった
✔1970年以前の生まれ
✔幼少時に不衛生な環境に住んでいた
✔家族がピロリ菌に感染していた
該当項目があればピロリ菌の感染が考えられるため、一度当院にご相談ください。
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ピロリ菌検査の日と検査方法

ピロリ菌検査の日とは?
4月14日は「ピロリ菌検査の日」で、日本プロバイオティクス学会が制定、2022年に日本記念日協会に認定された記念日です。
オーストラリアの消化器病医が1982年に胃粘膜からピロリ菌を発見した日付に由来。
感染予防や除菌治療、胃がんの発生率・死亡率の低下、定期的な検診など、ピロリ菌検査の重要性の啓発を目的としています。
ピロリ菌検査は保険適用?
ピロリ菌だけ検査してほしいと来院される患者様も多いですが、現行の保険診療のルールでは、ピロリ菌のみの検査は保険適用となりません。
初回は胃カメラ検査をして萎縮性胃炎(慢性胃炎)が確認されれば、保険診療でピロリ菌の検査が可能です。
他にも以下を対象にピロリ菌検査が保険適用となります。
- ピロリ菌検査の保険適用条件
内視鏡(胃カメラ)、造影検査後に胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍が確定
胃MALTリンパ腫
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)
早期胃がんに対する内視鏡的治療後
日本人は胃がんが多く、胃カメラの経験がないなら検査はマストなので、一緒にピロリ菌の検査をしてみても良いでしょう。
保険適用外でピロリ菌検査
ピロリ菌に感染しているか検査するには、自己負担の選択肢もあります。
ピロリ菌の抗体検査(血液検査)
人は菌に感染すると体内に「抗体」を作り出すため、血液検査で抗体の有無を調べてピロリ菌の感染を判断する。
ピロリ菌検査の尿素呼気試験
特殊な試験薬を服用し、服用前後の呼気を集めて診断する方法。
ピロリ菌によって尿素が二酸化炭素とアンモニアに分解される段階で発生した炭酸ガスが呼気中にどの程度含まれているかで感染を判定する。
尿素呼気試験は身体の負担がほとんどなく簡単でかつ感度も高い検査方法ですが、抗体検査共にいずれも自費負担なので事前にご確認ください。
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保険適用のピロリ菌検査と除菌治療

ピロリ菌検査後の除菌治療
検査を実施してピロリ菌が確認できたら、「胃酸の分泌を抑える薬」と「抗菌薬」を服用して除菌治療を開始。
喉の感染や呼吸器感染でもよく使用される抗生物質で、それほど強い副作用はありません。
除菌治療には一次除菌療法と二次除菌療法があり、ピロリ菌に耐性ができていて一次で除菌できなかったら、二次で他の抗生物質を使用して除菌可能です。
薬を飲み終わって1~2ヶ月後にピロリ菌除菌の効果を判定する簡単な尿素呼気試験を実施し、約1週間後に結果がでます。
ピロリ菌除菌治療の注意点
ピロリ菌の治療で薬を飲むと70~80%の人が除菌に成功しますが、保険適用の対象でピロリ菌検査を実施した患者様は、二次除菌療法も保険診療です。
ただし、二次除菌の成功率も同じく70~80%で、除菌できなければ三次除菌は自費診療となります。
ピロリ菌の薬には副作用(下痢・軟便など)もあり、服用を中止すればほぼ改善されるものの、決まった期間と分量の薬を飲み続けないと除菌は不成功になりかねません。
もし副作用が起こってもご自身の判断で薬を中断せずに医師にご相談ください。
ピロリ菌検査は保険適用で除菌

ピロリ菌は日本では数千万人が感染していて、50代以上の中高年の割合が高いです。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃炎や胃がんなどの病気のリスクがあり、4月14日に「ピロリ菌検査の日」が制定され検査を推奨されています。
胃カメラ検査で慢性胃炎が見つかるなど条件に該当すれば保険適用も可能なので、ぜひ当院を受診して胃の不調やピロリ菌の不安を解消しましょう。
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