胃バリウム検査とは?内視鏡検査(胃カメラ)との違いと選び方

- 2025年3月7日
- 内科部長コラム
健康診断や胃の不調に悩んでいても、胃バリウム検査と内視鏡検査(胃カメラ)の違いやどちらを選べばいいかわからず迷っている人は少なくありません。
胃バリウム検査と内視鏡検査(胃カメラ)は検査方法は違えど胃の異常を発見できるため、上手に活用すれば胃の不調を改善可能です。
今回は胃バリウムと内視鏡の検査方法の違いと目的に応じた選び方、胃の健康を保つ方法を詳しく解説します。
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胃バリウムと内視鏡の検査方法の違い

当院にご来院される患者様と診察室で話していると、「バリウムの検査と胃カメラ、どう違うんですか?」「どちらを受けたらいいですか?」とよく聞かれます。
なんとなくイメージはできていても、実際に何をするのか、どんな違いがあるのかまで理解している患者様は少ないようです。
胃バリウム検査の特徴
胃バリウム検査とは、発泡剤とバリウム(造影剤)を飲んでレントゲンを撮る検査です。
胃の形や粘膜の凹凸を調べて異常を確認する目的で、主に健康診断で用いられます。
- がん:胃がん、食道がん、十二指腸がん
- 潰瘍:胃潰瘍、十二指腸潰瘍
- 炎症:胃炎(ピロリ菌感染の疑い)
- ポリープ:胃ポリープ など
内視鏡検査(胃カメラ)の特徴
内視鏡検査(胃カメラ)とは、口または鼻から細いカメラ(内視鏡)を挿入し、胃の内部を直接観察する検査です。
食道・胃・十二指腸の粘膜の状態を詳細に確認可能で、組織の採取やポリープの切除もできます。
内視鏡検査でわかる病気
- がん:胃がん、食道がん
- 炎症:急性/慢性胃炎、萎縮性胃炎、逆流性食道炎
- 潰瘍:胃潰瘍、十二指腸潰瘍
- ポリープ:胃ポリープ
- 感染症:ピロリ菌、リンパ腫 など
胃バリウムと内視鏡の良し悪し
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検査方法 |
メリット |
デメリット |
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胃バリウム |
安価・短時間で広範囲を撮影 |
平坦な病変は見逃しやすく、異常時は再検査も |
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内視鏡 |
粘膜の状態を詳細に確認可能で必要なら生検も |
多少の不快感がある(鎮静剤の使用も◎) |
胃バリウム検査にも内視鏡検査(胃カメラ)にもそれぞれメリット・デメリットがあるので、気になる人は医師に相談しましょう。
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胃バリウムと内視鏡の選び方

胃バリウム検査を選ぶ目的
胃バリウム検査は、レントゲンで白黒の影絵を見ている状態で、凹凸のない平坦な病変や色の違いは認識できません。
特に食道ではバリウムがすぐに流れてしまうため、小さな病変は見逃しやすいです。
まだ年齢が若く、現在何も身体に異常を感じていないものの、一度健康診断としてやってみたい程度なら、胃バリウム検査でも問題ないでしょう。
内視鏡検査を選ぶ目的
内視鏡検査(胃カメラ)は、粘膜の凹凸や色の違い、わずかな変化まで詳細に認識できるため、胃バリウムよりも病変の指摘にとても優れています。
内視鏡でがんの疑いがあれば、病変の組織を採取して病理診断でがんか否かの確定診断も可能。
現在胃の自覚症状やピロリ菌感染の懸念がある、過去に胃の異常を指摘された経験があるなら、内視鏡検査を選ぶべきです。
健康診断で実施したバリウム検査の結果について不安がある人は、当院で精密検査として胃内視鏡検査に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
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胃バリウムと当院の内視鏡検査

当院の内視鏡検査(胃カメラ)の特徴
当院ではホスピタリティの高さを追求し、「全室個室、個室内トイレ完備」で患者様のプライバシーを完全に保護しています。
受付後から検査終了まで、患者様同士の接触は一切なく、プライベートな時間を過ごせるので快適です。
高田馬場駅から徒歩30秒の好立地で、土日祝日も検査に対応しているので、気になったらすぐに通えるのはメリットでしょう。
当院の内視鏡検査(胃カメラ)は無痛
当院の胃カメラは鼻からor口からの選択が可能で、苦痛を和らげる鎮静剤、お腹が張らないCO2ガスを使用します。
胃カメラ・大腸カメラの同日施行も可能で、ポリープは日帰り手術にも対応、女性医師も在中しているので安心です。
消化器内視鏡学会専門医・大腸肛門病学会専門医・消化管学会専門医/指導医が責任を持って内視鏡検査を施行するので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
胃バリウムと内視鏡で健康維持

胃バリウム検査は主に健康診断で用いられる、胃の形や粘膜の凹凸を調べて異常を確認する検査です。
内視鏡検査(胃カメラ)は、口か鼻から細いカメラ(内視鏡)を挿入し、胃の内部を直接観察します。
それぞれメリットデメリットはありますが、若くて何の症状もないならとりあえず胃バリウム、30代以上で何らかの自覚症状があるなら内視鏡検査がおすすめ。
胃バリウム検査と内視鏡検査を上手に活用して、胃の健康を維持していきましょう。
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