いぼ痔ができる原因とは?悪化しやすい習慣と受診すべき症状の目安

- 2026年5月20日
- スタッフコラム
いぼ痔の原因がわからず、便秘や座りっぱなしの生活が関係しているのか不安に感じる方は少なくありません。
いぼ痔は肛門周囲の血流が滞ったり肛門を支える組織がゆるんだりして、肛門の内側や外側がこぶのように腫れる病気です。
便秘や強いいきみ、長時間の座り仕事、妊娠・出産、下痢などが重なると、肛門に負担がかかり症状が悪化しやすくなります。
今回は、いぼ痔の原因、悪化しやすい生活習慣、症状の見分け方、病院へ行く目安を詳しく解説していきましょう。
いぼ痔の原因とは?

肛門周囲の血流が滞って腫れる
いぼ痔は、肛門周囲の血流が滞り、血管や粘膜がこぶのように腫れて起こるのが原因です。
排便時に強くいきむ、長時間座り続ける、体が冷えるなどの状態が続くと、肛門まわりの静脈に血液がたまりやすくなります。
血流が滞ると肛門のクッション部分が膨らみ、排便時の出血、違和感、腫れ、いぼが出る感覚になるのは否めません。
一時的に症状が軽くなっても、原因となる生活習慣が続くと再発しやすいため、肛門への負担を減らすのが最優先でしょう。
肛門クッションが下がって膨らむ
肛門には、便やガスが漏れないように調整する肛門クッションと呼ばれる組織があります。
強いいきみや加齢、慢性的な便秘、長時間の腹圧が続くと、肛門クッションを支える組織がゆるみ、下へずれやすい状態に。
支えが弱くなった部分が排便時に膨らんだり外へ出たりすると、内痔核として出血や脱出を繰り返すようになります。
いぼ痔は単なる腫れだけでなく、肛門の支えが弱くなって進行するため、早めに状態を確認して治療方針を決める必要があるでしょう。
内痔核と外痔核で症状が異なる
いぼ痔には、肛門の内側にできる「内痔核」と、肛門の外側にできる「外痔核」があります。
内痔核は痛みを感じにくい場所にできるため、排便時の出血やいぼが出る症状で気づきやすいです。
一方で外痔核は皮膚に近い場所にできるため、腫れ、痛み、違和感、座ったときのつらさを感じやすくなります。
症状の出方によって治療方法が変わるため、出血や痛みだけで自己判断せず、肛門科で内痔核か外痔核かを確認しましょう。
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いぼ痔の原因になる生活習慣

便秘や強いいきみが肛門の負担に
いぼ痔の原因として特に多いのが、便秘や排便時の強いいきみです。
便が硬くなると排便に時間がかかり、何度も強くいきむことで肛門周囲の血管に圧力がかかります。
肛門に腹圧が繰り返しかかると血流が滞り、肛門クッションが膨らんだり下がったりして、出血や脱出を起こしやすくなるのは避けられません。
トイレに長く座る習慣や、便意がないのに無理に出そうとする習慣も肛門への負担になるため、排便習慣の見直しが必要です。
長時間の座り仕事で血流が滞る
長時間座り続ける仕事や移動も、いぼ痔の原因になりやすい生活習慣。
座った姿勢が続くと肛門周囲が圧迫され、血液が戻りにくくなって静脈のうっ血が起こりやすくなります。
デスクワーク、長距離運転、立ちっぱなしの仕事などで同じ姿勢が続くと、肛門クッションへの負担が積み重なるでしょう。
仕事中はこまめに立ち上がる、軽く歩く、体を冷やさないなど工夫して、肛門周囲の血流を保つよう意識するのが賢明です。
妊娠・出産や下痢でも発症
妊娠や出産、下痢の繰り返しも、いぼ痔の原因になります。
妊娠中は大きくなった子宮で骨盤内の血流が滞りやすくなり、便秘や腹圧の影響も加わって肛門への負担は少なくありません。
出産時のいきみで肛門周囲に強い圧力がかかると、いぼ痔が悪化したり、新たに腫れや脱出が出たりする人も多いです。
下痢を繰り返すと肛門が刺激されて炎症が起こりやすくなるため、便秘だけでなく下痢が続く場合も要注意でしょう。
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原因から見るいぼ痔の症状

排便時に出血する
いぼ痔で起こりやすい症状の一つが、排便時の出血です。
肛門クッションが腫れて粘膜が傷つきやすくなると、便が通る刺激で鮮やかな赤い血が出やすくなります。
内痔核では痛みが少ないまま出血だけが続く場合もあり、トイレットペーパーに血が付く、便器が赤くなるなどで気づく方も。
ただし、血便は大腸ポリープや大腸がんでも起こるため、痔だと思い込まず、出血が続くなら医師に相談してください。
肛門からいぼが出る・戻りにくい
内痔核が進行すると、排便時に肛門からいぼのような膨らみが出ます。
初期は排便後に自然に戻りますが、進行すると指で戻さないと戻らない、常に外へ出たままになるなどの状態へ進むのは否めません。
脱出したいぼがこすれたり腫れたりすると、違和感、残便感、粘液による下着の汚れ、痛みにつながるでしょう。
いぼが出る症状は進行度によって治療法が変わるため、市販薬だけで長く様子を見ず肛門科で状態を確認するのが得策です。
外痔核では腫れや痛みが出やすい
外痔核は肛門の外側にできるいぼ痔で、腫れや痛みを感じやすい特徴があります。
肛門の外側は痛みを感じる神経が多いため、血栓ができたり炎症が強くなったりすると、座るだけでもつらい痛みが出やすいです。
急に硬いしこりができた、肛門の一部が腫れている、触ると痛いなどの症状では、血栓性外痔核の可能性も。
強い痛みや急な腫れがあるときは、無理に押し込んだり刺激したりせず、早めに肛門科で相談してください。
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いぼ痔の原因を疑う受診目安

出血が続く・血便と区別がつかない
排便時の出血が続く場合は、いぼ痔だけでなく大腸の病気も考える必要があります。
鮮やかな赤い血は痔でも見られますが、出血の量や場所は見た目だけでは正確に判断できません。
大腸ポリープ、大腸がん、炎症性腸疾患でも血便が出るため、痔だと思って放置すると発見が遅れる可能性が高いです。
出血が何度も続く、便に血が混じる、便通異常を伴うなら、大腸カメラの必要性も含めて専門医に相談しましょう。
痛みや腫れが強い
肛門の痛みや腫れが強いときは、早めに病院で確認したほうがよい症状です。
外痔核や血栓性外痔核では、血のかたまりができて急に腫れ、座れないほどの痛みもあり得ます。
痛みが強い状態で市販薬だけを使い続けると、炎症や腫れが長引き、日常生活への支障が大きくなりかねません。
急な痛み、硬いしこり、腫れが悪化しているならすぐに肛門科で状態を確認し、適切な処置や薬の服用がおすすめです。
市販薬で改善しない・繰り返す
市販薬を使っても改善しない、いぼ痔を何度も繰り返すなら、原因が残っているリスクがあります。
軟膏や坐薬で炎症や痛みが一時的に軽くなっても、便秘、いきみ、座りっぱなし、肛門クッションの脱出が続けば再発しやすいです。
脱出する内痔核や出血を繰り返すいぼ痔では、薬だけでは根本的に改善しにくいでしょう。
症状を繰り返すときは、生活習慣の見直しだけでなく、注射療法や手術を含めた治療選択肢を医師に相談してください。
いぼ痔の原因を知って早めに相談

いぼ痔は、肛門周囲の血流の滞りや肛門クッションのゆるみに、便秘、いきみ、長時間の座位、妊娠・出産、下痢などが重なって起こりやすいです。
出血、いぼの脱出、腫れ、痛みなどの症状は、内痔核か外痔核かによって治療方法が変わります。
血便は大腸ポリープや大腸がんでも起こるため、痔だと思い込んでそのまま放置するのは危険。
いぼ痔の原因や症状に心当たりがあるなら早めに肛門科へ相談し、必要に応じて大腸カメラも含め原因を確認しましょう。
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