急に肛門が腫れて痛い…血栓性外痔核とは?|原因や治療法を医師が解説

- 2026年6月24日
- 小林医師コラム
「急に肛門が腫れて痛くなった」
「座るだけでもズキズキする」
「お尻に硬いしこりができた」
このような症状で受診される方は少なくありません。
突然強い痛みを伴う肛門の腫れで多いのが、血栓性外痔核(けっせんせいがいじかく)です。
血栓性外痔核とは、肛門の外側にある血管に血栓(血豆)ができる病気で、一般的には「突然できた外痔核」として知られています。
今回は、血栓性外痔核の症状や原因、治療法について解説します。
血栓性外痔核とは?
血栓性外痔核とは、肛門の外側にある静脈に血栓(血の塊)ができ、急激に腫れて痛みが出る病気です。
突然発症することが多く、
- 強い肛門痛
- 肛門の腫れ
- 硬いしこり
- 座ると痛い
などの症状がみられます。
「昨日までは何ともなかったのに急に痛くなった」という方も少なくありません。
どんなときに起こりやすい?
血栓性外痔核は、肛門に負担がかかったタイミングで起こりやすくなります。
例えば、
- 便秘で強くいきんだ
- 長時間座っていた
- 飲酒後
- 下痢が続いた
- 重いものを持った
などがきっかけになることがあります。
デスクワーク中心の方にも比較的多くみられます。
血栓性外痔核の症状
もっとも特徴的なのは、突然の強い痛みです。
- 座ると痛い
- 歩くと違和感がある
- 排便時に痛む
- 肛門に硬いしこりを触れる
といった症状がみられます。
一方で、一般的ないぼ痔(内痔核)は出血が中心で、強い痛みは少ないことが多いです。
放置しても大丈夫?
血栓性外痔核は、自然に改善することもあります。
ただし、
- 痛みが強い
- 腫れが大きい
- 日常生活に支障がある
場合には治療が必要になることがあります。
特に発症早期では、血栓を除去することで症状改善が期待できる場合があります。当院では患者様の状態に応じて、緊急手術(血栓除去)を実施する体制を整えています。
痔だと思っていたら別の病気のこともあります
「肛門が痛い=痔」と思われがちですが、中には別の病気が隠れていることもあります。
例えば、
- 肛門周囲膿瘍
- 痔ろう
- 裂肛(切れ痔)
- 大腸の病気
などです。
特に、
- 血便が続く
- 下痢を繰り返す
- 便が細い
- 40歳以上
といった場合には、大腸カメラによる精密検査が必要になることがあります。
「恥ずかしくて受診できない」という方へ
実際には、
- 「痛いけど肛門科に行きづらい」
- 「自然に治ると思っていた」
- 「お尻を見せるのが恥ずかしい」
という理由で我慢される方も少なくありません。
しかし、血栓性外痔核は早期治療で症状が改善しやすいこともあります。
また、痛みの原因が本当に痔なのか確認することも重要です。
当院では肛門診察から大腸カメラまで対応しています
高田馬場駅前メディカルクリニックでは、
- 血栓性外痔核
- いぼ痔
- 切れ痔
- 肛門周囲膿瘍
など、肛門疾患の診察を行っています。
また、必要に応じて、
- 肛門鏡による肛門診察
- 肛門エコー検査
- 大腸カメラ(大腸内視鏡検査)
なども行い、症状の原因を総合的に診断しています。
「肛門科は恥ずかしい」と感じる方も多いですが、同じようなお悩みで来院される方は非常に多くいらっしゃいます。
気になる症状がある方は、お早めにご相談ください。
まとめ:急な肛門の痛みは血栓性外痔核かもしれません
血栓性外痔核は、肛門の外側に血栓ができることで、突然強い痛みが出る病気です。
特に、
- 急に腫れて痛くなった
- 座るのがつらい
- 硬いしこりがある
といった場合には、血栓性外痔核の可能性があります。
高田馬場駅前メディカルクリニックでは、血栓除去術の日帰り手術が実施可能です。
気になる症状がある方は、お早めにご相談ください。
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