いぼ痔とポリープの違いは?症状・見分け方と病院を受診する目安

- 2026年6月2日
- スタッフコラム
いぼ痔とポリープの違いがわからず、肛門から出ているものや出血の原因がどちらなのか不安に感じる方は少なくありません。
いぼ痔は肛門周囲の血流や組織の腫れで起こる病気で、ポリープは粘膜から盛り上がるできものを指します。
どちらも出血や違和感の原因になるため、見た目や症状だけで自己判断すると病気の発見が遅れるリスクが高いです。
今回は、いぼ痔とポリープの違い、似ている症状と自己判断しにくい理由、病院へ行く目安を詳しく解説します。
いぼ痔とポリープの違いとは?

いぼ痔は肛門の血流や組織の腫れ
いぼ痔は、肛門周囲の血流が滞ったり、肛門を支えるクッション組織が下がったりして腫れる病気です。
便秘で強くいきむ、長時間座る、妊娠や出産、下痢の繰り返しなど肛門に負担がかかると血管や粘膜が膨らみやすくなります。
肛門の内側にできる内痔核では出血や脱出が起こりやすく、外側にできる外痔核では腫れや痛みを感じやすいのは否めません。
いぼ痔は肛門周辺の病気なので、肛門科で診察すると種類や進行度を正確に確認できるでしょう。
ポリープは粘膜のできもの
ポリープは、粘膜の表面から盛り上がるできものを指します。
大腸ポリープは大腸の内側の粘膜にできやすく、小さいうちは痛みや違和感がほとんどないまま見つかりやすいです。
一部の大腸ポリープは大きくなると出血したり、がん化のリスクを持ったりするため、放置せず確認しなければなりません。
大腸ポリープは肛門の外からはほとんど触れないため、大腸カメラで腸の内側を直接確認する検査が必要になります。
場所や原因で治療方法も異なる
いぼ痔とポリープは、できる場所や原因が違うため、治療方法も別物です。
いぼ痔は肛門周囲の血流や肛門クッションのゆるみが関係し、薬、生活習慣の改善、注射療法、手術などが選択肢になります。
一方で大腸ポリープは大腸の粘膜にできるため、大腸カメラで確認し、必要に応じて検査中に切除を検討。
肛門から出ているものをポリープだと思っていても、実際にはいぼ痔や肛門ポリープの可能性もあるため、専門医の診察で区別した方が安心でしょう。
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いぼ痔とポリープの違いと類似症状

どちらも出血がある
いぼ痔とポリープは原因が違いますが、どちらも出血の原因になりかねません。
いぼ痔では排便時に肛門の粘膜がこすれて、鮮やかな赤い血がトイレットペーパーに付いたり、便器が赤くなったりします。
大腸ポリープでも便が通過するときに表面がこすれて、便に血が混じったり、便潜血検査で陽性になったりする人も多いです。
出血の色や量だけでいぼ痔かポリープかを見分けるのは難しいため、出血が続くなら検査で原因を確認しましょう。
肛門から何か出る感覚がある
いぼ痔では、排便時に肛門からいぼのような膨らみが出やすいです。
内痔核が進行すると、初めは自然に戻っていた脱出が、指で戻さないと戻らない状態へ進むのは否めません。
一方で肛門ポリープや皮膚のたるみ、外痔核などでも、肛門まわりに何かあるように感じる人もいます。
肛門から出ているものがいぼ痔なのかポリープなのかは触った感覚だけでは判断しにくいため、心配なら肛門科で早めに確認するのが安全です。
痛みが少ないまま進む
いぼ痔やポリープは、痛みが少ないまま症状が進行する人もいます。
内痔核は痛みを感じにくい場所にできるため、出血や脱出があっても強い痛みが感じられにくいです。
大腸ポリープも小さいうちは自覚症状がほとんどなく、便潜血検査や大腸カメラで初めて見つかるケースも少なくありません。
痛くないから大丈夫と考えると発見が遅れるため、出血や便通異常があるときは早めに相談してください。
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いぼ痔とポリープの違いは自己判断×

出血の見た目だけでは区別できない
いぼ痔とポリープは、出血の見た目だけでは区別できません。
鮮やかな赤い血は痔で見られますが、大腸ポリープや大腸がん、炎症性腸疾患でも血便が出る症状もあります。
便に血が混じる、血が何度も出る、便が細くなる、便秘や下痢を繰り返すなどの症状があるときは、大腸側の病気の疑いも強いです。
痔だと思って出血を放置すると、ポリープや大腸がんの発見が遅れるおそれがあるため、検査で原因を確認しましょう。
肛門/大腸ポリープでも意味が違う
ポリープの言葉は同じでも、肛門ポリープと大腸ポリープは異なる疾患です。
肛門ポリープは肛門付近の慢性的な刺激や炎症に伴ってできやすく、肛門の診察で確認しやすい病変。
大腸ポリープは大腸の粘膜にできるため、肛門の外から見たり触ったりして判断ができません。
肛門に触れるものがあるなら肛門科診察、大腸ポリープが心配なら大腸カメラで確認が必要ですが、当院ではどちらも可能なので、気軽にご相談ください。
大腸ポリープは自覚症状が少ない
大腸ポリープは、自覚症状が少ないまま見つかりやすい病気です。
小さいポリープでは痛みや違和感がほとんどなく、便潜血検査で陽性になったり、大腸カメラで偶然見つかったりします。
一部のポリープは大きくなると出血や便通異常の原因になり、種類によってはがん化のリスクも否めません。
症状がないから安心と考えず、便潜血陽性や血便を指摘された場合は大腸カメラでの確認がおすすめです。
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いぼ痔とポリープの違いと受診目安

出血が続く・血便がある
排便時の出血が続く、便に血が混じるなら病院を受診する目安です。
いぼ痔でも出血は起こりますが、大腸ポリープや大腸がん、炎症性腸疾患でも血便が出るため、原因をしっかりと見極める必要があります。
特に、血が何度も出る、便潜血検査で陽性になった、便に血が混じっているなら、大腸の病気の可能性は見逃せません。
出血をただの痔だと決めつけず、肛門科診察や大腸カメラで原因を確認するべきでしょう。
便が細い・便通異常を伴う
便が細くなった、便秘や下痢を繰り返す、残便感が続くようなら受診を検討してください。
大腸ポリープや大腸がんで腸の通り道が狭くなると、便が細くなったり、便通のリズムが変わったりします。
いぼ痔でも残便感や違和感を覚えますが、便そのものの変化が続くなら大腸側の確認も不可欠。
便通異常が続くときは、市販薬だけで整えようとせず、消化器内科で検査の必要性を相談するのが賢明です。
肛門のしこりや脱出が戻らない
肛門のしこりや脱出が戻らないのは肛門科で確認したほうがよい症状でしょう。
内痔核が進行すると、排便時に出たいぼが自然に戻らず、指で戻さないと戻らない状態になります。
肛門ポリープや外痔核、皮膚のたるみなどでも、肛門まわりに何か出ているように感じやすいです。
自己判断で押し込んだり放置したりせず何が出ているのかを診察で確認し、適切な治療につなげましょう。
いぼ痔とポリープの違いはすぐに相談

いぼ痔は肛門周囲の血流や組織の腫れで起こり、ポリープは粘膜から盛り上がるできものを指します。
ただし、どちらも出血や違和感の原因になり、症状だけで正確に見分けるのは難しいです。
肛門から出ているものは肛門科診察で確認でき、大腸ポリープや血便の原因は大腸カメラで確認が可能。
いぼ痔とポリープの違いが不安な方は、自己判断で放置せず、専門医へ相談して原因を把握しましょう。
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