脂質異常症とは?コレステロールが高いと言われたら

- 2026年1月17日
- 小林医師コラム
健康診断で「LDLコレステロールが高い」「中性脂肪が多い」と指摘されたことはありませんか?
それは脂質異常症(ししついじょうしょう)と呼ばれる状態で、放置すると動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞など重大な病気につながるおそれがあります。
今回は、脂質異常症の原因・種類・治療・予防について、高田馬場駅前メディカルクリニックの医師がわかりやすく解説します。
脂質異常症とは?
血液中の脂質(LDLコレステロール・HDLコレステロール・中性脂肪)が正常範囲を超えた状態を脂質異常症といいます。
血液検査で次の基準値を超えると脂質異常症と診断されます。
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項目 |
基準値(目安) |
異常のタイプ |
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LDLコレステロール(悪玉) |
140mg/dL以上 |
高LDLコレステロール血症 |
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HDLコレステロール(善玉) |
40mg/dL未満 |
低HDLコレステロール血症 |
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中性脂肪(トリグリセリド) |
150mg/dL以上 |
高トリグリセリド血症 |
悪玉コレステロール(LDL)が増えると、血管の内壁に脂肪がたまり、動脈硬化を進行させます。
一方で、善玉コレステロール(HDL)は余分な脂質を回収する働きがあり、少なすぎると逆に動脈硬化のリスクが高まります。
なぜ脂質異常症になるの?
主な原因は以下のとおりです。
- 揚げ物・肉類・スイーツなど脂質・糖質の多い食生活
- 運動不足・肥満(特に内臓脂肪型肥満)
- アルコールの摂りすぎ
- 喫煙・ストレス・睡眠不足
- 遺伝的体質(家族性高コレステロール血症)
このうち日本人で最も多いのは、生活習慣に関連する「二次性脂質異常症」です。
近年では若い世代でもコレステロールの上昇が目立っており、早めの対策が重要です。
症状がなくても放置は危険
脂質異常症は自覚症状がほとんどありません。
そのため「健康診断で指摘されたけど、体調はいいから大丈夫」と思って放置してしまう方が多く見られます。
しかし、放置しているうちに血管の動脈硬化が進み、次のような重大な合併症を引き起こします。
- 心筋梗塞
- 狭心症
- 脳梗塞
- 末梢動脈疾患(足の血管が詰まる病気)
これらは命に関わる病気であり、早期発見と治療によって十分に予防できることがわかっています。
脂質異常症の治療
① 生活習慣の改善が基本
- 食事療法
・肉の脂身やバター、揚げ物を減らす
・魚・大豆・野菜・海藻を中心にした食事に
・間食・清涼飲料水・お菓子を控える
・アルコールは適量に
- 運動療法
1日30分のウォーキングや軽いジョギング、サイクリングなどの有酸素運動を週3〜5回行うことが理想です。
- 禁煙・ストレス管理・十分な睡眠
喫煙は善玉コレステロールを減らし、動脈硬化を悪化させます。
② 薬物療法
生活改善でも数値が下がらない場合は、医師の判断で薬を使用します。
- スタチン系薬(LDLを下げる)
- フィブラート系薬(中性脂肪を下げる)
- エゼチミブ(コレステロール吸収を抑える)
- PCSK9阻害薬(家族性高コレステロール血症など)
医師が血液検査の結果と全身のリスクを見ながら、最も安全で効果的な治療法を提案します。
脂質異常症を防ぐためにできること
- 定期的な健康診断・血液検査を受ける
- BMI25未満を目指す(適正体重を維持)
- 毎日の食生活を記録して見直す
- 適度な運動習慣を続ける
- 高血圧・糖尿病も同時に管理する
脂質異常症は「血圧・血糖」と並ぶ生活習慣病の三大要因です。
一つでも異常があると、動脈硬化リスクが一気に高まります。
高田馬場駅前メディカルクリニックでの診療
当院では、脂質異常症をはじめとする生活習慣病の早期発見と管理を重視しています。
- 採血検査でコレステロール・中性脂肪・肝機能などを正確に評価
- 食事・運動・生活指導を丁寧にサポート
- 必要に応じて薬物療法を開始し、数値の改善を定期的にチェック
- 糖尿病や高血圧と併発している場合も一括管理
「健診でコレステロールが高いと言われた」「再検査の結果が不安」など、気になる方はお気軽にご相談ください。
まとめ:脂質異常症は“静かな動脈硬化”
脂質異常症は、症状がなくても確実に血管を蝕んでいく病気です。
早めの受診と生活改善で、将来の心臓病・脳卒中を防ぐことができます。
高田馬場駅前メディカルクリニックはJR山手線・西武新宿線・東京メトロ東西線「高田馬場駅」早稲田口から徒歩30秒。
仕事帰りやお昼休みでも受診しやすい体制で、皆さまの健康をサポートしています。
【予約】https://tmclinic.reserve.ne.jp/
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