いぼ痔は薬で治る?軟膏・坐薬の違いと薬で改善しない症状

- 2026年6月8日
- スタッフコラム
いぼ痔の痛みや出血があると、市販薬で治るのか、病院の薬が必要なのか迷う方は少なくありません。
いぼ痔の薬は、腫れや痛み、出血、かゆみなどを抑える目的で使われますが、脱出を繰り返すいぼ痔を薬だけで根本的に治すのは難しい場合があります。
出血を痔だと思い込んで市販薬を使い続けると、大腸ポリープや大腸がんなどの病気を見逃すリスクも否めません。
今回は、いぼ痔の薬の種類、薬で改善しやすい症状、薬で治らないときの受診目安を詳しく解説します。
いぼ痔の薬で改善できる症状

軽い腫れや痛みは薬で抑えやすい
いぼ痔の薬は、軽い腫れや痛み、違和感がある症状を和らげる目的で使われます。
肛門周囲の血流が滞ったり、排便時の刺激で炎症が起きたりすると、いぼ痔は腫れて痛みや違和感が出やすいです。
軟膏や坐薬は、排便時の痛みや肛門まわりの腫れを軽くするのに効果的。
ただし、薬で症状が落ち着いても、便秘やいきみが続けば再発しやすいため、排便習慣の見直しも欠かせません。
出血やかゆみも薬で軽減を目指せる
いぼ痔では、排便時の出血や肛門まわりのかゆみに対して薬を使うこともあります。
内痔核が便でこすれたり、外痔核のまわりに炎症が起きたりすると、鮮やかな赤い血やかゆみ、湿った違和感が出やすいです。
薬で炎症や腫れが落ち着くと、少量の出血やかゆみを軽減可能。
出血が何度も続く、便に血が混じる、便潜血陽性を指摘されたなら、薬だけで済ませず大腸側の確認も相談しましょう。
脱出を繰り返すなら薬だけでは×
いぼ痔の薬は症状を抑える治療であり、脱出を繰り返す内痔核を完全に戻す治療ではありません。
排便時にいぼが出る、指で戻さないと戻らない、下着が粘液で汚れるなどの状態では、肛門クッションのゆるみが進んでいる可能性があります。
薬で腫れや出血が一時的に軽くなっても、脱出そのものは繰り返しやすいため注意が必要です。
いぼが戻りにくい、出血を繰り返すなら、注射療法や手術を含めて治療方法を専門医に確認してください。
https://tmclinic.reserve.ne.jp/
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いぼ痔の薬の種類と使い分け

軟膏は外側の腫れや痛みに使える
いぼ痔の軟膏は、肛門の外側にある腫れや痛み、かゆみが気になるときに使える薬。
外痔核や肛門まわりの炎症では、皮膚に近い部分が刺激されるため、座ると痛い、拭くとしみる、かゆいなどの症状が出やすくなります。
軟膏を患部に塗ると、外側の炎症や痛み、かゆみへ直接作用しやすいです。
強くすり込むと刺激になるため、清潔な状態でやさしく塗り、痛みが強い場合は早めに受診しましょう。
坐薬は肛門の内側の症状に届く
坐薬は、肛門の内側にできる内痔核の症状に使われることが多い薬です。
内痔核は肛門の奥にあるため、外側に塗るだけでは薬が届きにくく、排便時の出血や違和感が続く場合があります。
坐薬を肛門内へ入れると、内側の炎症や腫れ、出血に対して薬が届きやすいです。
入れると強く痛む、出血が増える、いぼが大きく出ているなら、無理に使わず医師へ相談してください。
注入軟膏は内側と外側の両方に◎
注入軟膏は、肛門の内側へ注入したり、外側へ塗ったりできるタイプの薬です。
内痔核と外痔核が混在している、出血も腫れもある、どこに薬を使えばよいか迷う場合に選ばれることがあります。
肛門内へ注入すれば内側の症状に、外側へ塗れば肛門まわりの腫れや痛みに対応しやすいです。
ただし、薬の種類や使い方を自己判断すると刺激になるため、症状が続くなら病院で適切な薬を確認しましょう。
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いぼ痔の薬を使うときの注意点

長期間の自己判断は避ける
いぼ痔の薬を自己判断で長く使い続けるのは避けた方がよいです。
市販薬で痛みやかゆみが一時的に軽くなっても、出血や脱出の原因が残っていれば症状を繰り返します。
薬でごまかしている間に、内痔核の進行や大腸側の病気を見逃すリスクがあるのは否めません。
数日から1週間程度使っても改善しない、悪化する、何度も再発するなら、肛門科で診察を受けてください。
便秘や下痢の放置で再発しやすい
いぼ痔は薬だけでなく、便秘や下痢など便通の乱れの見直しでも改善が見込めるでしょう。
便秘で硬い便を強くいきむと肛門に圧力がかかり、下痢を繰り返すと肛門の粘膜が刺激されて炎症が続きます。
薬で一時的に腫れが引いても、排便時の負担が残ると再発しやすいです。
水分や食物繊維、トイレ時間の見直しでも便通が整わないなら、便秘や下痢の治療も含めて相談しましょう。
妊娠中や持病がある人は相談
妊娠中、授乳中、持病がある、ほかの薬を飲んでいるなら、いぼ痔の薬を使う前に相談した方が安心です。
痔の薬には炎症を抑える成分や痛みを和らげる成分が含まれるため、体調や持病によって注意が必要になります。
妊娠中はいぼ痔が悪化しやすい一方で、使える薬や治療方法の確認は欠かせません。
自己判断で薬を選ばず、症状の強さや妊娠週数、服薬状況を医師や薬剤師へ伝えましょう。
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いぼ痔の薬で治らないときの受診目安

出血が続く・血便がある
いぼ痔の薬を使っても出血が続くなら、病院で原因を確認する必要があります。
いぼ痔でも排便時に鮮やかな赤い血が出ますが、大腸ポリープや大腸がん、炎症性腸疾患でも血便は発生。
出血を痔だと思い込んで薬を使い続けると、大腸の病気の発見が遅れるリスクが高いです。
血が何度も出る、便に血が混じる、便潜血検査で陽性になったなら、大腸カメラの必要性も含めて相談してください。
いぼが出て戻りにくい
排便時にいぼが出て戻りにくいなら、薬だけで改善しにくい段階かもしれません。
内痔核が進行すると、初めは自然に戻っていたいぼが、指で戻さないと戻らない状態へ進みます。
脱出を繰り返すと粘膜がこすれて出血や粘液、残便感が続き、軟膏や坐薬だけでは限界になるでしょう。
いぼが戻りにくい、下着が汚れる、排便のたびに脱出するなら、ジオン注射や手術を含めて治療方法を確認してください。
強い痛みや硬いしこりがある
強い痛みや硬いしこりは、薬だけで様子を見ず早めの受診をおすすめします。
外痔核や血栓性外痔核では、肛門の外側に血のかたまりができ、急に硬いしこりや強い痛みが出る患者様も多いです。
座ると痛い、歩くと響く、排便時に強く痛む状態では、炎症や血栓の程度を確認しなければなりません。
市販薬で痛みを抑えようとして悪化する前に、肛門科で処置や薬の必要性を相談しましょう。
いぼ痔の薬で不安なら早めに相談

いぼ痔の薬には、軟膏、坐薬、注入軟膏などがあり、腫れや痛み、出血、かゆみを抑える目的で使われます。
軽い症状なら薬で落ち着く場合もありますが、脱出を繰り返す内痔核や強い痛み、硬いしこりは薬だけで改善しにくいです。
出血が続くなら痔だけでなく大腸ポリープや大腸がんなどの病気も確認が不可欠。
いぼ痔の薬選びで迷っている方や、市販薬で改善しない方は、自己判断で使い続けず早めに肛門科へ相談してください。
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