お尻が腫れて痛い…肛門周囲膿瘍とは?|放置すると痔ろうになることも

- 2026年6月13日
- 小林医師コラム
「肛門の周りがズキズキ痛い」
「座るのもつらい」
「お尻が腫れて熱を持っている」
このような症状がある場合、肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)の可能性があります。
肛門周囲膿瘍とは、肛門の周囲に膿がたまる病気です。
強い痛みを伴うことが多く、放置すると“痔ろう”へ進行することもあるため、早めの治療が重要です。
今回は、肛門周囲膿瘍の症状や原因、治療法について解説します。
肛門周囲膿瘍とは?
肛門周囲膿瘍とは、肛門の周囲に細菌感染が起こり、膿がたまる病気です。
肛門の内部には小さな“肛門陰窩”というくぼみがあり、そこから細菌が入り込むことで炎症が起こります。
膿がたまることで、
- 強い痛み
- 腫れ
- 発熱
などの症状が出現します。
肛門周囲膿瘍の症状
特徴的なのは、徐々に悪化する強い肛門痛です。
特に、
- 座ると痛い
- 歩くと響く
- 排便時に痛い
- お尻が熱っぽい
といった症状がみられます。
また、
- 発熱
- 倦怠感
- 肛門周囲の腫れ
を伴うこともあります。
「痔だと思っていたら肛門周囲膿瘍だった」という方も少なくありません。
放置するとどうなる?
肛門周囲膿瘍を放置すると、膿の通り道ができてしまい、痔ろう(あな痔)へ進行することがあります。
痔ろうになると、
- 膿が出る
- 下着が汚れる
- 繰り返し腫れる
といった症状が続き、手術が必要になることもあります。
そのため、早めの診断・治療が重要です。
肛門周囲膿瘍の治療
膿がたまっている場合には、切開して膿を出す処置(切開排膿)が必要になることがあります。
「切開」と聞くと不安に感じる方も多いですが、膿を出すことで痛みが改善することが多くあります。
また、必要に応じて、
- 抗菌薬
- 痛み止め
- 創部処置
などを行います。
肛門周囲膿瘍になりやすい人は?
以下のような方では、比較的起こりやすいとされています。
- 下痢を繰り返す
- 免疫力が低下している
- 糖尿病がある
- 長時間座ることが多い
また、若い男性に比較的多い病気としても知られています。
「痔だと思っていたら別の病気」のこともあります
肛門の痛みや腫れは、痔だけとは限りません。
例えば、
- 血栓性外痔核
- 裂肛(切れ痔)
- 肛門周囲膿瘍
- 痔ろう
など、原因によって治療法が異なります。
また、
- 血便
- 下痢
- 腹痛
- 体重減少
などを伴う場合には、大腸の病気が隠れていることもあります。
必要に応じて、大腸カメラ(大腸内視鏡検査)による精密検査を行うことも重要です。
「お尻を見せるのが恥ずかしい」という方へ
実際には、
- 「肛門科に行きづらい」
- 「自然に治ると思っていた」
- 「恥ずかしくて我慢していた」
という方も非常に多くいらっしゃいます。
しかし、肛門周囲膿瘍は放置すると悪化することもあるため、早めの受診が重要です。
特に、
- 発熱がある
- 強い痛みがある
- 腫れが大きい
場合には、早めの診察をおすすめします。
当院では肛門疾患の診察を行っています
高田馬場駅前メディカルクリニックでは、
- 肛門周囲膿瘍
- 痔ろう
- 血栓性外痔核
- 切れ痔
- いぼ痔
など、肛門疾患の診察を行っています。
また、必要に応じて、
- 肛門鏡による肛門診察
- 肛門エコー検査
- 大腸カメラ(大腸内視鏡検査)
なども行い、症状の原因を総合的に診断しています。
気になる症状がある方は、お早めにご相談ください。
まとめ:肛門周囲膿瘍は早めの治療が重要です
肛門周囲膿瘍は、肛門周囲に膿がたまり、強い痛みや腫れを引き起こす病気です。
放置すると痔ろうへ進行することもあるため、
- 肛門がズキズキ痛む
- 腫れている
- 発熱がある
といった場合には、早めの受診をおすすめします。
高田馬場駅前メディカルクリニックでは切開排膿の日帰り手術が可能です。
気になる症状がある方は、お早めにご相談ください。
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